上手に座れないひとのためのスライディングボード手順
頭はベッド一番上まで、体はベッド手前まで移動する。
車イスの右肘賭けを一番下まで下げ、フットレストをたたむ。 車イスは、患者のお尻と肘掛けが並ぶベッドの脇に止め、ブレーキをかける。
ベッドのリモコンの<たかさ>の上、下ボタンを操作し、ベッドの高さは肘掛けより少し高めにする。
患者のお尻の下に、ボードを写真のように差し込む。
ベッドのリモコンで、<あたま・あし>連動可動の上ボタンを操作し、患者の上体を起こす。
その際、患者の体が滑り降りてくるため、ボードが動かないように押さえておく。ベッドのリモコンで、<あし>の下ボタンを操作し、患者の足を下ろす。
患者は両足でヘルパーさんの体を挟み、ヘルパーさんの肩につかまる。
患者を支えながら、ヘルパーさんは患者をボード上を滑らせ車イスに移動する。
右肘掛けを上げて元にもどす。患者を奥へ座り直す。

※ 頸部が不安定な場合は、ネックカラーを用いて頸部の安定を図る必要があるかもしれない。